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ヴィッセル神戸を考える |
このHPはヴィッセル神戸が三木谷氏によるチームカラーの変更に関し様々に資料を集めているものです。きわめて多伎に渡るため、難解であります。日にち順になっておりますので、過去記事をたどれば、お探しの項目があるかもしれません。掲示板を置いているので質問があれば書いてください。
11/16 市場原理至上主義との決別9(高度成長の夢)
楽天は、第3四半期連結決算で、売上高および営業利益、経常利益では、第3四半期としては過去最高記録を更新した。
EC事業では、主力事業である楽天市場で注文件数や平均購入回数が微減したものの、ユニーク購入者数が772万人だった前期から775万人(前年同期比21.6%増)と増加。さらにユーザー別・主賓ジャンル別のマーケティング施策や店舗支援が奏功。流通総額も前年同期比20.8%の高成長を維持した。その結果、売上高が806億8300万円(同24.1%増)、営業利益が245億700万円(同52.3%増)となった。 (日経)
楽天の株価も7万円を目指したものの、今日は二千円ほど下げている。ポンプで空気を押し込みながら高株価を維持するには増収増益が必要であり、海外進出、新規事業も必要なのだろう。
だが、「注文件数や平均購入回数が微減」というのは、これまでにも指摘してきたように価格競争に負けているからだと思われる。三木谷ももう「夢を語ろう」とはいかなくなってきたのではないだろうか。
11/6 市場原理至上主義との決別8(エディの子会社化)
楽天は、電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレットを子会社化し、電子マネー事業に本格参入すると発表した。六万円という株価を維持するためには売上の増加が必要なためであろう。電子マネーでは苦戦中の エディを連結すれば負債も増えるわけだが、仕方のないことだろう。楽天は今後、楽天市場でも決済にEdyが使えるようシステムの改良を検討。加盟店にもEdyに対応するよう促すそうだが、楽天カードにも エディを付けるとなれば費用も馬鹿にならない。楽天バブルの象徴となるのだろうか。便利になれば良いが、費用を出店主に負担させれば、また他のモールとの価格差が開くのではないだろうか。
10/28 市場原理至上主義との決別7
代表質問に於ける「国民は自助努力」するべきとの質問に鳩山首相は「政治は弱者のためにある」と明言した。「市場原理主義」は「自己責任」との美名を使い「基本的人権」の存在を弱者から忘れさせた。「ベンチャー主義」の美名の下「カラー変更」を「ファンの権利」を神戸市との「破綻劇演出」により忘れさせたのと同様であろう。
消費者や株主を「情報弱者」と捉え「売上至上主義」で経営するならば、価格競争で負け、個人株主に見放されるだろう。楽天に於いても「楽天証券」が手数料競争に疲弊し、楽天トラベルでも価格競争に負けそうである。楽天市場に於いても価格競争で差を広げられている。こんなことは「三年で黒字化」と公言し、赤字垂れ流しに無言でいられるのは、楽天の決算発表で「上向き矢印」を多用し、これは単なる「プレゼンテーション」とするのと同次元であろう。
どうやら、楽天の売上曲線も頂上に到達したようである。上りが急ならば下りも急であろう。アマゾンの流れはゆっくりと流れてすべてを流し去るだろう。
10/23 市場原理至上主義との決別6
今日のニュースによればアメリカ政府は日本政府の行動に不快感を持っているようだ。当然のことだろう。小沢愛国政権は『日米同盟』の骨抜きを図っているからだ。対米関係を『従属』ととるか『相互依存相互反発』と取るか。小沢は「従属」と思っているのだ。根拠は「ロッキード事件」における超法規的判断で田中元首相が有罪とされたことである。田中がアメリカの意向を無視して「日中国交回復」をした。キッシンジャーが激怒したと報道されている。もし、アメリカ側の証人尋問が「免罪」などという法の基の平等を無視した内閣法制局の合法見解がなければ、田中の有罪は有り得なかっただろう。小沢の内閣法制局の答弁禁止の意味が「アメリカ離れ」の意味であることをアメリカ政府は知っているのだ。
小泉が「イラク侵攻」問題でアメリカの見解を全面支持するという「日米同盟」が対米従属という面を持っているが故に「靖国参拝」という禊をが必要なのだ。小沢の意向により「愛国政権」の閣僚は参拝していない。昭和天皇が「A級戦犯」が合祀されているが故に参拝しないことに符合するわけだ。2008年度のネット通販の伸び率は過去最小だった。競争激化により利益率は下がるであろう。
三木谷は本質的にはアメリカ一辺倒ではない。だが、「カラー変更」において「ベンチャー主義」などという理念を掲げて若者たちを苦しめた事実は消すことができない。これからも、追求していきたい。
10/14 市場原理至上主義との決別5
アメリカ主導の市場原理とは形式的には順法精神を取りながら実質的には恣意的な経営ができる理論体系であるようだ。今日のTBS「朝ズバ」で三木谷の監督人事を批判していた。球団の公式見解は三木谷の関与を否定するのであろうが、ファンは怒っているのだ。ヴィッセル神戸でも監督の多くの交代は三木谷の関与が伺える。アメリカ型球団経営であれば問題ないのだろうが日本式経営では批判される。楽天市場もサービス業なのだから『広告宣伝費』として球団を支援している以上仕方のないところであろう。
ヴィッセル神戸の経営でも経営理念など吹き飛んだ状態で残留だけが目標という状態である。観客動員も神戸市の経営よりも悪くなってきた。
東京Vは東京Vの筆頭株主が日テレから持ち株会社・VHDへ変更され、11月16日までに来年度のスポンサー料収入5億4000万円を確保しなければ、今季限りでJリーグを退会処分となるそうだ。いずれ我らがヴィッセル神戸の未来であろう。
アメリカ型経営も利点はあるわけだから徹底すれば良い。中途半端に続ければ『ダイエー』の後塵を拝することとなろう。
10/8 市場原理至上主義との決別4
三木谷も経済面よりスポーツ面で目に付くようになり、事業面での露出は少なくなってきた。日本経済も社民主義による経済運営となれば、アメリカ型経営はくるしい。小泉改革が「改革」と言う名の「改革風ハゲタカ向け規制緩和」であったことは、三木谷の「カラー変更』が「ベンチャー風自己愛経営』であったことと相関するだろう。
亀井大臣は5日の講演で、経団連・御手洗会長との会談のエピソードを披露した。「『御手洗さん、あなた方もっと大変な罪を犯してるのわかりますか』と言ったら、(御手洗会長が)『なんでしょうか』とおっしゃいました。去年から日本は殺人事件の半分以上は親子、兄弟ね、夫婦の殺し合いになっちゃったんですね。(御手洗会長が)『それはわたしどもの責任ですか?』って言うから、責任だっつーの」と述べた。(フジテレビ)
マスコミが三木谷のような「売上至上主義」から距離を置くようになったことは「カラー変更」当時のマスコミ報道を歯がゆく感じた物にとって感慨深いものがある。民主党政権で「カラー変更」などしていたら亀井はなんと言うだろうか。想像するだけでうれしくなる。時間と言う神は平等にその微笑を投げかけてくれる。弱者にとって待つことは肝要である。
10/5 市場原理至上主義との決別3
市場原理主義は、小さな政府を推進し、市場による競争を重視することが公平と繁栄をもたらすとする思想的立場( ウィキペディア)。郵政民営化もこの理論による。だが、現実は国の資産を食い物にしようとするハゲタカたちの悪巧みとみなされるようになり、自民党は政権から去った。政権を掌握した民主党の改革は社会主義革命に値する様相を見せてきた。
テレビによれば、亀井はチェ・ゲバラが好きなそうである。なるほどである。
日経平均は外国資本の売りにより下げたが、楽天は相変わらず六万円の攻防戦を続けている。六万円の理論的根拠は「世界制覇」であろう、月末のタイ進出もその一環と思われる。だが、日本での現状は熾烈な生き残り戦争となっている。アマゾンは堺の流通センター稼動により即日配達を始めた。また、楽天市場内部での市場原理により、商品の検索が煩瑣になってきた。多数の店主が検索上位を目指すためによるものであろう。また、楽天市場のスーパーポイントが高すぎるため、他のモールで値下げしている。いずれ数値に表れてくるだろう。
社会主義政権の締め付けはじわじわと効いてくると思われるが、あせらずに待つとしよう。
9/27 三木谷の逐次基準の見直し
報道によれば「家電王国が音信不通に 楽天が被害補償」とのことである。だが問題点は「楽天は8月下旬に家電王国のサイトを閉鎖。 『現金を振り込まないように』と利用者にメールで通知した。しかし、ネット掲示板「2ちゃんねる」には9月以降、『詐欺だったら泣ける』『警察に被害届を出すしかないのか』など約430件が書き込まれている」そうである。騒ぎが大きくなったからか「楽天広報室は『逐次基準を見直しているが、市場の提供者として(楽天にも)責任がある。今後も利用者保護に全力を挙げたい』と説明している」そうである。
こんなことは驚くに値しない。バブル崩壊の時自民党と銀行業界は「経営は健全」と繰り返してきた。だが、歴史は政権交代と言う民衆の怒りを顕現した。三木谷も興銀の末裔として「情報開示」に消極的なことを時代の証人と示しているのである。もう,怒る気力もなくなってきたが最後まで追及していきたい。
帝国陸軍は「統帥権の独立」と言う治外法権により「情報開示」の義務から逃れていた。だから、ミッドウエーで負けようが「絶対防衛権」を呼号し、サイパン玉砕でも「本土決戦」と「逐次基準を見直し」て国民の目をそらしてきたのである。
出店者のバブルが崩壊するのは当たり前であろう。
9/21 アメリカが先導する市場原理至上主義との決別2
潮流とは変化するものである。三木谷は今、何を考えているだろうか。総選挙で自民党候補の応援演説をし、安部前総理とも親しく、郵政会社の西村社長とも親しい。そして、TBS統合提案と言う参戦章が胸に輝いているのだ。いまさら、民主党に擦り寄ろうとしても、亀井静香が立ちはだかる。
アメリカを始め世界が大転換を図る中で我々がするべき事は、政権交代で弱肉強食の経済活動と決別し、未来に繋げるために思い切って舵をきることです。
内にあっては、我が国の風土にあった経済活動をすることによって、逞しく、優しく、大らかな日本人の魂を復活し、みんなで幸せになる「美しく力強い日本」を創造。(亀井静香HP)
亀井は「小泉と竹中の逆を行く」と宣言した、世紀の経済政策大実験が今行われようとしている。巨大化した規制緩和に適合したシステムと人員、会社組織、三木谷がこれにどう対応するか、さまざまに分析していきたい。
9/19 三木谷も限界か4(オークションの状況)
今日、楽天より次のようなメールが届いた。楽天市場の名誉のため公開する。
本メールはショップにて行ったご注文のキャンセルが楽天市場のサーバに到達した時点で送信される、自動配信メールです。
---------------------------------------------------------------------
**** 様
この度、楽天市場内のショップ「*****」のご注文キャンセル手続きが完了しましたのでご連絡させていただきます。 このキャンセル処理は、下記のような理由によりおこなっております。
(キャンセル理由の例)
・お客様からキャンセルのご連絡があったため
・期限内のご入金がなくキャンセル扱いとしたため
・返品のお申し出があったため
・二重注文により、ひとつをキャンセル処理したため
なお、恐縮ではございますが、今回のご注文で付与されていた楽天スーパーポイント分は取消しさせていただきますので、ご注意ください。
ご不明な点がございましたら、ショップ「*****」までお問い合わせください
楽天市場内部でどんな討論が行われたか不明ではあるが、これからも消費者保護のため前進することを期待する。
9/18 アメリカが先導する市場原理至上主義との決別
同じものであれば安いものがいいのは当然である。同一労働同一賃金も市場原理に従えば同じになるはずである。だが、前項で見たように、同一規格でない商品をあたかも同一であるかのように見せて販売する業者が存在する。産地偽造などよく目にする。市場原理は正しい。しかし、公正取引の法規制なくては成り立たない。情報強者が情報開示して商取引をするなどあり得ない。サブプライムローンでもそうであった。三木谷もヴィッセル神戸でのカラー変更で情報開示をするべきであったのに「ベンチャー主義」の旗印で強行した。歳月は「赤字垂れ流し」の現実で三木谷の誤謬をあからさまにした。これから、色々と考察していきたい。
9/10 三木谷も限界か3(オークションの状況)
いよいよ新政権の登場である。小沢の意図する愛国政権はアメリカ型利益追求企業を排除しようとするうだろう。「生活が第一」とは消費者を大事にすると言うことであろう。
先のメールに対し「無効である」とメールしたところ「キャンセル無効」との返事であった。
ご落札のキャンセルにつきまして
差出人: *****
送信日時: *****
宛先: ****
****様
****の**と申します。
ご連絡いただきましたオークション商品についてですが、
こちらはオークション商品につきまして、楽天市場の利用規約にもございますが、
ご入札・ご落札後のキャンセルはお断り致しております。
ご入札をいただきました時点で、楽天市場より自動送信メールをお送り致して
おりますので、ご落札確定前(オークション終了前)でしたら、状況によりましてはキャンセルをお受け致して
おりますが、ご落札後のキャンセルは一切お受け致しておりません。
ご希望に副えませんで、申し訳ございませんが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
失礼致します。
「楽天市場の利用規約」が有るのならば係争が起こった場合の処理機関が必要である。それを当事者間で解決してくれと言うのは消費者を馬鹿にした態度であろう。こんなことを放置している企業が存続できるとは到底信じられない。小沢がきっと解決してくれるだろう。
9/3 三木谷も限界か2(オークションの状況)
先日のオークションでのトラブルであるが店よりのメールを紹介したい。楽天オークションではトラブルは楽天は関与せず当事者間で解決となっている。こういう状況では情報弱者(消費者)は情報強者(店)に負けてしまう。法律に詳しく「消費者センター」等に相談すればよいと知っていれば怖くはないのだが、女性や子供は怖くなって金を払ってしまうだろう。
ご落札の商品につきまして
差出人: *****
送信日時: *****
宛先: *****
****様
****の**と申します。
ご連絡をいただきましたオークション商品についてですが、
当店にて、ご入札の覚えがないとの事、ご連絡有難うございました。
楽天市場でのオークション商品のご入札につきましては、楽天市場でのご登録のIDや、パスワードは、
お客様個人様の情報になりまして、店舗側にて、操作等は出来ませんので、お客様ご自身または、
IDやパスワードをご存知の方しか、ご入札が出来ません。
その為、ご本人様ではないとの事ですが、ご家族または、その他の方のご入札の可能性もございますので、
今一度ご確認下さいませ。
どなたかが必ずご入札いただいておりますので、ご入札・ご落札後のキャンセル、途中棄権はお断りしております。
ご理解いただけますでしょうか。
また、メールマガジンにつきましては、本日、配信停止の手続きを取らせていただきますが、本日時点で配信の登録をおこなっております、
メールマガジンは送信されてしまいますので、ご了承いただけますでしょうか。
本日より数日〜1週間が経過致しましても、送信されます場合は改めて状況を確認させていただきますので、
ご連絡下さいませ。
宜しくお願い申し上げます。
失礼致します。
このメールに「その他の方のご入札の可能性」とあるので多分「成りすまし」にやられたのであろう。おかげで我が個人情報が流失した確信したので「楽天KCカード」を解約し「楽天会員」から脱退した。
三木谷が最近政治に口を挟むようになったのは電子商取引の規制強化が始まる事の危機感ではあるまいか。特に「迷惑メール」の規制強化は楽天市場にとって脅威であろう。
8/29 三木谷も限界か(オークションの状況)
次の記事は楽天市場の問題である。だが、オークションでも問題多発であろう。
【PJニュース 2009年8月27日】楽天はこの3カ月間、Yahoo!検索ランキングでAmazon.co.jpに一度も勝っていません。薬事法にからんだ主張を繰り広げ、今回の衆院選では自民党や民主党にeビジネス振興施策を提出したことにより、ユーザーからそっぽを向かれた状況となりつつあるのでしょうか。
通販好きのユーザーに政治は関係ありません。こうした楽天の動きは三木谷社長の好みの問題だと思います。Amazon.co.jpも脱税疑惑が表面化しましたが、政治には極力タッチせず、解決を試みています。
ネット通販が巣ごもり消費で好調と伝えられていますが、それは、出品料などを取る楽天本体のみで、出店する店舗は確実にきゅうきゅうしています。こうした状況が続けば、出店料などを下げない限り、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションストアー、Amazon.co.jpマーケットプレイスに店主が流れるものと思われます。
三木谷社長のやり方にも問題があります。Yahoo!JAPANやAmazon.co.jpと歩調を合わせればいいのに、自分は通販最大手として…というプライドがあるように思います。 社長自身、将来、楽天は優秀なオーナーを雇い、国政などに進出したいのかもしれません。
餅は餅屋の通り、通販は通販をやっていればよいのであって、政治に意見するなど、御手洗会長ぐらいのものであっていい。楽天の混迷のあとには、たくさんの志あるビジネスマンがおり、楽天の原点回帰を願います。【了】
私もそれなりに、楽天を調べている。一円オークションもそれなりに意義のあるものであろう。だが、あるショップに「5.1サラウンドシアター」なる本来デジタル信号出なければならないのにアナログ信号のステレオが出ていたので応札した。ところが、別の店から「2.1チャンネルのDVD再生機」が当選と通知があり、送るなといったにもかかわらず代金引換で送られてきた。こんなことは楽天の怠慢であろう。どうせ、内容証明を送りつけてくるのであろうが、その内容を公開し三木谷の反省を促したい。
8/24 楽天KCカード発行で6000ポイント(インフレの先取り)
つぃに新規発行で六千ポイントを貰えるのだ。当然条件があるわけだが楽天市場では六千円で通用するわけだ。インフォシークのメール受信でも月20ポイントぐらいもらえるわ毛から有効に利用すればお得である。何故、付加ポイントがインフレを起こすのだろうか。我が主張のとおり売上至上主義のためであろう。ポイント欲しさに買い物を繰り返し、リボ払いをしてくれる顧客が増加し続ける限りにおいて増収増益は保障されるだろう。だが、アメリカにおいてはeコマースの売上は頭を打った。日本においても来年ぐらいには同様となるだろう。
「東洋経済」でアマゾンの特集を組んでいる。秋には堺に巨大物流センターができる。巨大資本が大量仕入れと物流コストの低減を行えば低価格競争で主導権を握る。もう,楽天市場で安いのは少量販売に限られてきている。売上単価の減少はその証拠であろう。また、SBI証券との手数料争いも厳しくなってきた。ヴィッセル神戸の低迷は楽天の未来を象徴しているようである。
8/18 楽天最高益を更新2(六万円割れ)
三木谷は、eビジネス関連企業の経営者ら60人と連名で、eビジネス振興のための政策に関する質問状を自民党と民主党に提出した。別に政治に口を出すのが悪いと言いたくはないが、野球、サッカーに金は出せても株主に妥当な配当をしていない経営者がすることなのだろうか。
市場が、三木谷が小泉の構造改革路線による規制緩和の賜物である「公募増資」「株式分割」の恩恵を受けた経営の行く末に不安を抱きはじめたと言うことなのではないだろうか。小泉チルドレンの末路は悲惨である。三木谷にも逆風が吹き始めたように見える。
8/10 楽天最高益を更新(配当するのか)
楽天が7日発表した2009年1〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比5.2倍の381億円と最高益を更新した。消費者の割安商品志向から仮想商店街「楽天市場」が堅調だった。3月に買い取り請求権を行使したTBSホールディングス株に絡む税金関係などの会計処理も利益の改善要因になった。(日経)
六万円と言う高値を維持するためには増収増益と言う薬が必要だろうが、株主は配当を待っているだろう。だが多分、儲かった金はより強い薬のために使うのではないか。
8/5 三木谷新監督獲得のために金策か(ザッパラス株売却)
3日付けでザッパラス <3770> の主要株主の異動があった。主要株主である三木谷浩史氏が同社株式を一部売却したことで、同氏の議決件数総数に対する議決権割合は10.49%から5.59%となった。(M&Aニュース)
年間六億(推定)の負担金が厳しいのに、残留争いから逃れるために金が必要となったのだろう。
7/31 三木谷は首位を守れるか(シェアーの低下)
前から楽天市場のネット通販でのシェアー比を知りたいと思っていたが、日経新聞30日の記事に「旅行大手、ネット販売強化」の見出し「旅行大手とネット系旅行会社の取扱高の増減率」と言うグラフが掲載された。これによれば、楽天トラベルは05年30%弱で08年 20%弱と長期低落傾向を示している。このことから類推すればネット通販でも同様の長期低落傾向にあると思われる。三木谷は増収増益は強調するが「シェアー比」についてはあまり言及しなかった。ネット通販には新規参入が続くなか競争がますます激化してきた。このような状況ののもと、三木谷は「一人一票実現国民会議」に名を連ねるなど本業をおろそかにしている。政治や野球、サッカーに時間を割くことはワンマン企業にとって大きな損失となろう。
7/17 三木谷はSBI証券に勝てるか2(自由競争)
三木谷が13日午前に楽天証券の手数料引き下げを発表すると、最大手のSBIは同日午後、一段と低い料金を提示。再び三木谷が引き下げる方針を示すとSBIは16日、さらに低い手数料を打ち出した。
三木谷はヴィッセル神戸の「カラー変更」に際し「ベンチャー主義」を標榜した。ここで怯む様では男ではない。赤い血のために赤字を垂れ流すだろう。
7/16 三木谷はJTBに勝てるか(危機管理能力)
東京新聞 7月15日付夕刊によれば「楽天(東京都港区)の会員に成り済ましてホテルに宿泊したうえ、別の他人名義のクレジットカード情報を使って代金をオンラインで支払ったとして、警視庁と北海道警が電子計算機使用詐欺の疑いで、住所不定、指定暴力団山口組系の元組員、瓜生誠容疑者(35)を逮捕していたことが、同庁などへの取材で分かった。」
「捜査関係者によると、瓜生容疑者はインターネットの楽天トラベルの画面から、会員のID・パスワードを入力して、札幌市内のホテルに今年四月に約二週間の宿泊を予約。この会員とは別人の名義で、実在するクレジットカードの番号などの情報を入力してネット上で決済し、楽天から五十四万八千円相当の不法な利益を得たとされる。」「楽天の会員登録サイトでは、決済に使うクレジットカードは「本人名義のみ有効」とうたっているが、関係者によると、別人のカード情報を入力しても決済できるという。」
売上至上主義と危機管理とをかね合わせるのは難しい。かって情報流出させた顧客情報を使われ,その顧客の名義ではないカードを使われてしまったようである。こういうことがあると顧客は価格よりも安全が大事と気づくのである。三木谷は「楽天市場」ではトップを驀進中であるが、オークションでもネット証券でも他を抜いたと言うことがるのだろうか。今回の事件は売上至上主義の危うさを象徴している。
7/14 三木谷はSBI証券に勝てるか(情報収集能力)
SBI証券は、8月3日から日本株の売買手数料を一律で約1割引き下げる。手数料の引き下げを決めた楽天証券にすばやく対抗策を打ち出した。おそらく、楽天証券の値下げを察知していたのだろう。三木谷もヒルズ族と言われたころは情報収集もしやすかっただろうが自社ビルにいればおのずから情報が遠ざかる。三木谷は顧客獲得のため全国を飛び回らねばならぬし、野球やサッカーも気になるところである。ヴィッセル神戸も降格圏に突入し商売に身が入らないであろう。株価も六万円をまた切ってしまった。TBSとの裁判も長期化しそうである。これで、正しい判断をし続けるのは難しいだろう。
7/10 三木谷はアマゾンに勝てるか(商店街VS大型店)
かってダイエーが町の市場を駆逐し大型店が地方の商店街を疲弊させたのを見てきた。三木谷はまだ「楽天市場」として売上トップを維持している。だが、これからの運命はどうなのだろうか。「Rakuten―国外では無名だが、日本最大のeコマース・サービスがAmazonに挑戦中」(TechCrunch – USA)という記事を分析してみたい。
本文は三木谷の「世界を目指す」を基調に楽天は銀行やカード事業を持つ総合企業となり「ブログ」や「ポータル」の効果によりアクセス数と売上で優位に立っている。だが、アマゾンは関西に大型物流拠点を建設中であり小店舗も参加させようとしているというものである。
そして、次の結論となるのである。
6. 結論
楽天では海外での売上は現在総売上の10%以下だが、毎月20%増加していると述べている。三木谷CEOはアジア、特に中国が楽天にとってもっとも重要な市場になると年来述べてきた。
しかし、現在世界を覆っている経済危機は、アメリカを始めとする世界のオンライン巨大企業に戦略の見直しを迫っている。その結果、国際化の絞り込みともいうべきトレンドが広がっている。MySpaceでは最近、海外支社の社員の大量解雇に踏み切った。Facebookでも中国進出戦略の見直しが行われるという観測がある。ドイツのビジネス・パーソン向けSNSのXingは、先週、アメリカと中国への進出計画を棚上げした。
このような情勢を考えると、楽天はAmazonの本拠であるアメリカですぐに正面から戦いを挑むとは考えにくい。これまで三木谷CEOは海外進出に関してアグレッシブな発言を繰り返してきたが、現実的にはニッチな国やカテゴリーを狙うのではないだろうか。(たとえば、昨年1月、楽天は2013年までに27か国への進出を果たすという計画を発表している。三木谷氏は常々自分の最終目標は世界最大のインターネット企業を作ることだと語っている)。
楽天は日本市場では非常にうまくやっている。しかし海外展開となると、苦労が予想される。ラテン・アメリカ、アフリカ、インド、東南アジアなどの各地ではすでに優位を築いた既存勢力が容易にその地位を譲らないだろうし、アメリカやヨーロッパではAmazonが圧倒的に強い。中国ではTaobao〔淘宝〕が1億2千万のユーザーを獲得している。
当面、こういった市場に外部勢力が進出して成功を収めるチャンスはきわめて少ない。楽天のようなカリスマ・リーダーが率いる巨大企業グループにしても例外ではあるまい。また国内的にみてもAmazonとの激しい競争が続くことを考えればなおさらだ。
上記の記事で「資金力」に触れていない。三木谷には巨額の資金を得られる公募増資ができるのだろうか。楽天証券もシステム増強、本業でもポイントのための資金、野球への広告費と費用負担は増えるばかりである。海外進出には多額の資金が必要なのは明白である。
結論として三木谷はこれからの消耗戦に耐えられない可能性大ということである。
7/5 和田の運命(使い捨て)
三木谷が監督の首を切りたくなる誘引は「高額のクラブ支援金」であろう。今期から三億円プラスの「六億円(推定)」である。いくら損金として個人所得から控除されるとしても大きい。最初は「ハシェック監督」で「レオン監督」「バックスター監督」、次はどこの国の大物監督であろうか。和田監督の次の就職先は,松田監督でさえであることを勘案すればJFLとなるだろう。三木谷は「たかがサッカー」と思っているのであろうが、まだスタンドには白黒のサポがいるのであるから「恨み」が商売に影響しないはずがない。本業は大丈夫と思っているうちに落とし穴が出現するであろう。楽しみに待つことにしよう。
7/1 またも怒ったか(監督辞任)
またもや監督の交代劇である。一応は本人の「一身上の都合」によるものだが、ブラジル人にこんな概念があるはずもないから、クラブが監督の一任を取って日本式の退任劇を演出したものであろう。大体大久保の勝手な行動を三木谷が許すから監督はやってられないのである。三木谷は自分に尻尾を振る選手をかわいがるのであろう。オーナーが選手とハイタッチするようなくいラブの監督は自尊心を犠牲にしなければならない。大久保のようなわがままな選手を使うのであれば、それなりの準備が必要であった。二連敗したくらいで怒ったとしたら三木谷は心が狭いのであろう。
6/25 楽天経済圏の完成6(スポーツ事業の赤字固定化)
長期借入金の減額に経費削減をして、カード事業拡大のためとスポーツ事業の広告宣伝費を増やしていけばどうなるか。ヴィッセル神戸でも今年から三木谷の赤字補給金が倍増の噂である。巨大化した組織に赤い血(キャッシュフロー)はそれなりに必要である。だが、巨体に三木谷の目が届きかねるのが現実であろう。当面はカード事業の雲行きに注目である。
6/20 楽天経済圏の完成5(グローバル化の進捗の遅れ)
三木谷が慶応大学湘南キャンパスで「楽天の成長と戦略とインターネット」という講演をしたらしい。多分、学生の募集活動なのだろう。講演終了後「学生のうちにやっておいた方がいいこと、学生生活で心がけておくべきこと」という質問には、「世界に目を向けてほしい。日本で常識の事でも世界では非常識である事もある。他の世界観を知るためにも世界へと行ってみてもらいたい」とコメントした。三木谷にとって世界とはアメリカであると指摘してきた。そのアメリカで三木谷は「Rakuten USA, Inc」という子会社をマサチューセッツ 州ケンブリッジ に2000年に設立した。だがその名は会社概要の歴史に名を留めるのみで主要な連結子会社には載せられないのである。楽天がグローバルな企業であるならばそれなりの業績を上げるはずである。中国本土では相手にされないのか台湾で合弁会社を立ち上げたぐらいなものだ。楽天経済圏は本土決戦を迎えようとしているのだ。
6/13 楽天経済圏の完成4(新卒400人採用)
楽天は来期の300人採用の予定を100人増やすらしい。大量の退職者が出たことをうかがわせる数字である。アメリカ型経営でのノルマ主義によるものであろう。そしてストックオプションを愛社精神の発露として受け入れさせられるとしたら哀れである。もちろん、地方の零細企業から「顧客管理」「集金業務」「宣伝」等を効率化させるというメリットで契約をとることもできるのだろうが、楽天本体の効率化ができなくなるというデメリットも出てくるであろう。高株価の維持のためには売り上げ増が必要なのだから仕方ない。楽天証券がシステム補強のため利益を上げられなくなってきた、カード業界も新規顧客の獲得競争をしている、ネット通販もポイント競争である、高利益率の維持はもう不可能ではないだろうか。
6/9 楽天経済圏の完成3(アメリカ離れ)
GM救済のためアメリカ国債を増発して景気が下げ止まったと喜んでいる「グローバル主義者」には三木谷もついてゆけなくなったのだろう。6月5日付けの読売新聞夕刊に「楽天が1件10円でカード番号など顧客情報提供」という記事が掲載されたので、「今回の報道に関しては、あたかも楽天が顧客情報を有料で販売しているかのような見出しをつけ、消費者の不安を煽り誤解を与えるような記事が掲載されたことは誠に遺憾です。楽天市場といたしましては、お客様によりご満足いただけるサービスを提供できるよう、精進して参る所存でございます」と広報した。
市販薬の規制緩和に乗り遅れたのは、情勢分析を見誤ったからである。三木谷は逆風が吹き始めたことに気がついたのである。「精進」などというきわめて東洋的な言語を使い始めた。ハゲタカファンドの文面に「精進」など理論的にありえない。ヤフー辞書では「ひたすら努力すること。悪を断ち善を実践し、ひたすら進み勤めること」。つまり、「カラー変更」の理論的根拠であった「ベンチャー主義」では「楽天王国」が持たないと思い始めた証拠であろう。
6/5 楽天経済圏の完成2(銀行名変更)
楽天は、イーバンク銀行の行名を金融庁の認可を経て「楽天銀行」に変更し、本店所在地も東京都品川区の楽天本社にすとると発表した。三木谷にとって金融庁の監視下に入ることは健全経営を目指すのだからヴィッセル神戸などに宣伝効果のない金を支出することなど放漫経営となるのだ。金融庁は内部監査をする権限をちらつかせ経営に口を挟んでくるのである。特に内部留保の確保を求めてくるだろう。銀行の親会社が破綻することは国民の血税を使うことになるかもしれないのだから当然であろう。また、経営責任の明確かも指摘してくるだろう。金融庁は我が味方となるだろう。
6/1 楽天経済圏の完成
三木谷にとって超一流企業を目指すというのは表向きであり、イーバンク買収による銀行オウナー就任が第一義的な目標達成であろう。だが、今日から大衆薬のネット販売規制が開始され、GMが破綻処理に入る。アメリカ型経営を目指す三木谷にとって向かい風が吹き始めたといえるだろう。海外進出を標榜するが結果がついてこない。ネット市場が今年で成熟期に入ることを考えれば楽天経済圏が完成したと考えるのが妥当と思われる。株価は五万円台のボックスを形成し、マスコミ報道も好悪入り混じるのだから、株価の法則どおり成長神話のたそがれとともに下落の運命と思われる。今月は、スポーツ浪費癖の経営がこれからも可能かどうか考えていきたい。
5/29 続仮面の告白18(売上至上主義)
三木谷の金融論はアメリカ留学によりもたらせたものだと分析してきた。大衆薬のネット規制に反対するのも売上至上主義によるものだと厚生官僚に読まれたことにより事実上の敗北となった。小泉改革が格差拡大に貢献したことは明白になり、三木谷の成功は定義を抜きにした「グローバリズム」という毒薬によるもであったといえるだろう。三木谷は「ベンチャー主意義」だといって「赤い服」を強制したわけであるが、彼の経営方針の本質を表す時事がまた現れた。TBSがマスク不足に便乗した「積極的な仕入れや販売を奨励」を報道したのである。一日で600万円売った店が出たとメールを送り、売るだけ売って配達は後回しにせよといったらしい。次は、楽天広報からのお詫びである。
【お知らせ】マスクに関する店舗様向けのサポートメールについて
日頃より、楽天市場をご利用いただき誠にありがとうございます。
一部の報道機関において、当社が出店店舗様に対し、マスクの積極的な仕入れや販売を奨励していたとする報道がなされました。新型インフルエンザが広がるなか、マスクについては、地域によっては品不足等の事態が生じており、当社としては、インターネット販売の特性を活かし、在庫がある地域から、入手が困難な地域にマスクを円滑に流通させるためにも、出店店舗様に対してマスクの仕入れと販売に努めるようにお願いしてまいりました。
一方で、当社から出店店舗様へお送りしましたサポートメールのなかで、不適切で品性に欠ける表現が含まれておりました。当社としては、マスクが不足している地域へ円滑に商品を届けたいとの思いで営業活動を進めてまいりましたが、行き過ぎた行為により店舗様品を届けたいとの思いで営業活動を進めてまいりましたが、行き過ぎた行為により店舗様ならびに楽天グループのサービスをご利用いただいている方々に不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
今後、同様のことが起こらないように出店店舗様へのサポートメールについて、適切な表現を徹底するように可及的速やかに社内体制を強化するとともに、原因追及を進め、防止策等の改善案について、適宜お知らせいたします 。
本心とは思えぬが六年前と比べれば進歩である。
5/24 続仮面の告白17(財務内容)
三木谷流の決算報告も長年読み続ければ楽しくなってきた。イーバンクも黒字化と発表しているが有価証券の時価評価についての但し書きである。
銀行業における有価証券
連結範囲の変更に伴い、銀行業における有価証券を以下のとおり計上しております。 時価を付すべき有価証券のうち、売手と買手の希望する価格差が大きい変動利付国債の時価については、市場価格を時価とみなせない状況にあると判断し、合理的に算定した価格を時価として付しております。
三木谷は市場原理を否定しているのであろうか。次のブログを参照しよう。
先日、銀行業界から時価会計の一部凍結の要望が出ていたでしょ。
「じゃあ、物価連動国債や変動利付国債の価格が低下していたということ?」
そういうことなのです。
物価連動国債や変動利付国債の価格が下落し、含み損が発生しているので、どうにかして欲しいという要望をしていたのです。
つまり、それらの国債を時価評価するのではなく、取得価格での計上を認めてもらえれば、含み損が表面化せず、銀行の決算に悪影響を及ぼさないから‥というのですね。(経済ニュースゼミ)
国債を売ったと告白しているのであるから「市場価格を時価とみなせ」るものを売り、「時価とみなせ」ないのは売らなかったということであろう。いずれ、特損として計上すると思われるが、アメリカ国債の暴落という波乱要因を持つ経済情勢のなか日本国債の保有も難しい経営判断を迫られる。
5/19 続仮面の告白16(ポイント費用)
楽天市場の売り上げ増には高ポイントが貢献している。十倍の高ポイントを付加する商品などはお買い得であろう。もし、出店主が全部かぶっているならば一割引ということになる。だが、現実の取引で出店主が全額負担というのも考えにくい。三木谷もある程度負担しているのであろう。短信によればポイント費用に15億円が計上されている。年間60億円ということになる。高ポイントを狙う顧客は貯めこまないのだから費用形状は当然か。購買単価も下がる傾向にあるから、売上減に陥ったときに反作用として三木谷を苦しめることとなろう。楽天ブックスなどは赤字を隠すために楽天市場に吸収されているのであろう。ポータル事業も結婚事業と結婚させて黒字化させた。三木谷は巧妙に「セグメント」などという色分けを使って「血の色」を花嫁の白いドレスに滲ませる魔術師である。
5/14 続仮面の告白15(高利益率は維持可能か)
楽天は09年度第1四半期の決算を発表した。売上高は663億6400万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は98億2500万円(同26.2%増)、経常利益は91億2000万円(同30.4%増)、四半期純利益は252億1800万円(同1335.0%増)となった。 楽天市場の利益率はほぼ五割である。株価は五万円を維持しているのだからこのことを織り込んでいる。この数字だけ見ればたいしたものである。だが、競争原理が支配するネット産業において五割の利益率の維持が可能なのだろうか。もし、大型店舗の出店主がこの決算を見れば、彼らの利益を三木谷が奪っていると思い、独自のモールを立ち上げようとするのが商人としての行動となるだろう。また、株主は配当を期待するだろう。だが、決算をよく見れば、資産負債とも膨らませている。イーバンクの連結がその原因と思われる。繰延資産の繰り入れにより黒字増にしたが、これは株主資本率の低下となった。キャッシュフローも黒字化したが、投資をしないということであろう。楽天は転換点に立ったのである。
5/7 続仮面の告白14(三木谷詫びる)
ビッセル神戸のカラー変更の時、傍若無人の論陣を張った三木谷が市販薬の検討会で「お詫びします」と発言した。議事録が出ると知っていれば詫びなかったのだろうが、これが「カリスマ経営者」の本音であろう。C-NETが非公式にネットで公開したので見てみよう。小泉が政権を降りて麻生となり風向きが変わってあわてた様子が伺える。
阿南久(全国消費者団体連絡会事務局長):お願いの資料については、新販売制度をとろうとしたのはずいぶん前のこと。その時点から現実的にそれぞれどういう努力をしてきたのか。あと1カ月しかないと言われても、新販売制度に伴う自分たちの生き残りや消費者理解について何をしてきたのか、ぜひ聞きたい。
三木谷浩史(楽天代表取締役会長兼社長):2つある。困る人がいっぱいいる。中小の薬局が困るのも事実。その配分がおかしいというなら、お詫びするしかない。いまさらなんなのだという部分については、日進月歩にいろいろなことが進んでいる中で、4年前は医薬品販売も今の5分の1とか10分の1とかの規模だったんだろうと思う。そういう意味で、市場拡大、ユーザーの拡大もしている中で、検討会の皆さんに十分な情報提供をやってこなかったというのは申し訳ないことだとお詫びします。医薬品だけにかかわらず、ネット販売の安全性については、我々の生命線でもありますし、特に今回の新ガイドラインに向かって6月1日に向けて相当な開発費や、薬局さんには相当な人的な負担というのは発生するが、努力しているところです。
「配分」とはネット上で販売できる市販薬の配分のようだが、「努力」するから堪忍してほしいと懇願したのである。
5/3 続仮面の告白13(時間)
TBS株の買い取り請求問題で価格で折り合いがつかず裁判所の調停となったようである。三木谷は何故無駄に時間を経過させるのだろうか。当初からインサイダー疑惑が報道されたが、彼ほどの人脈があれば短期での解決は可能であったろう。「スピード、スピード、スピード」の精神が彼の信条であるならば自己矛盾である。ビッセル神戸でも三年で結果を出せなければ専務は退くべきとしながら、赤字垂れ流しを容認している。時間という尺度で見るならば、三木谷は金に執着していないようである。「一文無しになってもいい」は本音かもしれない。三島も「天人五衰」で仏教理論に言及し、「無」への憧れを告白している。三木谷の行動を時間という尺度で判断すれば同じなのかもしれない。
4/29 続仮面の告白12(三木谷激怒)
能面は無表情である。役者が能面に魂を入れるのだ。我々も顔を持っている、表情や言葉は心の産物である。三木谷は昨日激怒した。市販薬のネット販売での規制が一部の例外を除き施行される見込みになったためである。三木谷の論拠である「通信販売が規制されると困る人がいる」に対して、検討会の事務局を務める厚労省医薬食品局の総務課長は、「通信販売が規制されると困る人がいるという観点から、(1)特定の医薬品を継続して飲んでいる人、(2)離島など店舗のない場所で通信販売を利用している人、などを対象に、明確な期限を設けて通信販売を継続するための措置を省令改正案に盛り込む方針」とした。
コンビニでの市販薬販売が行われ問題点は解決したわけである。もし三木谷が弱者のために反対していたのならばある程度厚労省医薬食品局の譲歩を評価したであろう。だが、特定の消費者を対象とすることはシステム構築に金がかかり、多くの消費者を失うから「激怒」したのであろう。三木谷の経営者としての資質が官僚の悪知恵に劣っていたということであろう。
小沢は怒りの表情で特捜をにらみ、三木谷は厚労省官僚に激怒する。どちらの怒りが国のためになるのだろうか。能面は孤独に未来を指し示している。
4/25 続仮面の告白11(モザイク)
小沢は西松ルートの献金について無言である。説明責任を果たさないという「無言の行」で説明しているわけである。特捜が「無言」であるから、我も無言というのであろう。三島は過剰な言葉の洪水で心の地平を覆った、三木谷は会計操作というモザイクで「血の色」を覆い去ろうとしているのだろう。今日の日経で「楽天カードによる政治献金」「若手の執行役員の登用」などと経営の本質から遠ざかった話題を提供している。また、楽天証券ホールディングスが24日発表した2009年3月期連結決算は、売上高に当たる純営業収益が前期比20.4%減の206億1200万円、経常利益は45.1%減の37億5800万円、純損益は36億8100万円の赤字(前期は3億1300万円の赤字)となった。投資子会社が保有するTBS株式売却に伴い67億1400万円の特別損失を計上したことなどが収益を圧迫したそうだ。そして、TBS株の買い取り請求では法廷闘争となるようである。まことに面妖な行動といえる。投資家に企業の内容をわからなくさせるための会計操作、企業行動であろう。三木谷も、本質を知られたくないという本音が垣間見えるのではないだろうか。
4/18 続仮面の告白10(逆打ち)
三木谷の行動は不可解な部分がある。国際KC,イーバンクの買収等である。共通項は不良債権が在り他が手を出さなかった。「逆打ち」とは四十八箇所を逆にめぐることである。逆らうという行動は規制(父権)への抵抗と見える。市販薬で三木谷が過剰に反応しているのも、この心理があるのかもしれない。楽天市場の成功は僥倖であり、もし失敗すればわが推論の勝利である。
三木谷は、インターネットのオンラインショッピングモール(仮想商店街)に食指を動かした理由を、「論理ではなく直感で選んだ」と語っている。そのころ、国内ではいくつかのモールが構築されていたものの、ことごとく失敗していた。
「周囲が反面教師だらけだったことが、僕にはプラスだった。ようは彼らの逆を打っていけばいいんですから」(月刊現代、書かれざる「虚と実」の原風景)
今、ネット通販は成熟期を迎えた。楽天市場の栄光に陰りが見え、商品の安値では巨大資本に太刀打ちできなくなった。よって、大資本が手を出さない分野に活路を見出そうとしている。だが、テレビ通販の高田のように消費者の喜びが我が喜びでなく、ビッセル神戸のホームに流れる「愛の賛歌」を口ずさむようでは心もとない。
4/17 続仮面の告白9(言葉)
言葉は紙にあれば記号であり、声で出せば音符でもある。正邪は神のみぞ知るである。痴漢行為で無罪となった大学教授も「疑わしきは罰せず」の法の精神の原理を適用された。人間は言葉を操るものである。作家も経営者も言葉を駆使するものである。故に、子供に「人の後に付いていかぬ」と教えるのは先達の使命である。三島が本心を告白したであろうか、三木谷が正直な経営者であろうか,こう問いかけるのは重要なことだろう。
太平洋戦争の末期「国民総動員令」により三島も軍需工場に勤労奉仕にいった。そこで、手紙という文学に目覚めたと思われる。
戦時中、学生の手紙を検閲していた軍部に対して「我々教官が責任を持って学生たちの手紙を見るから検閲早めてほしい」と申し入れました。それで自分たちが手紙を見るようになったのです。(反骨精神を貫いて)
「奥の細道」が芭蕉の現実を超えた虚構であることは研究により分析研究されているようだが、三木谷は少しレベルが落ちる。
楽天は米国以外の国で一番成功しているインターネット企業といってもいいでしょう。(一橋大学入学記念講演会)
人間は成功するとこういうことを言いたくなるものである。だが、TBS問題で浅はかさを露呈してしまった。市販薬問題で陳情に行った三木谷は「(規制により)離島などで薬が入手できない人の健康維持に支障が出る」と訴えたが、行革相は「(ネット販売も)対面販売と同じような安全をどう確保するかだ」と応じたそうである。三木谷の言葉が軽いのを見透かされている。
4/15 続仮面の告白8(男の匂い)
三木谷がビッセル神戸を買収したころ楽天は「体育会系企業」と揶揄されていた。一橋大学テニス部では「鬼軍曹」と呼ばれたキャプテンでもあった。男が集団で生活すれば男の匂いが充満するのである。仏教でも五感の内のひとつ「香」で大切なものである。我々は日常異性の匂いを意識してはいないが、無意識では選別しているのである。女性の鼻の穴は好きな男性の前では開く。インド人は前世紀から感覚器官に注目していたのであろう。三島は静岡で男の匂いの充満する環境にあった。
初めて作家の三島由紀夫(本名平岡公威)氏と出会ったのは静岡県。戦時中、勤労奉仕で働いている学生の監督のため、教官として赴き、当時学生だった三島氏と一緒に寝泊りした。(反骨精神を貫いて)
三島が男同士で風呂に入り肉体の魅力に開眼したことは疑いない。そして、父親とよく似た男との心理戦にも目覚めたのでもあろう。三木谷も読売新聞の渡辺会長と親しくしていたことにより「近鉄の買収」を頼まれたと報道された。ゴルフを共にするようでもある。みずほや三井住友の幹部とも親交がある。三木谷は目上にはおとなしく、目下には厳しく、これは「カラー変更」で我々が体験したことである。
4/12 続仮面の告白7(バカげた行動)
昨日の横浜マリノス戦はぼろ負けであった。仏教では唯識三年倶七年と言うが、サッカーに四半期決算理論を持ち込んでも無理であろう。三木谷は何故監督の首を切りたくなるのだろうか。彼の心の奥底では葛藤があるからだ。私はその一つに父親の支配を指摘してきた。彼の言葉と行動を見てみよう。
「僕は発想が独創的なんですよ。先生にはそこを見込まれたんじゃないかな。逆に言うと、普通の人とは同じ発想が出来ない。当時から物事を俯瞰的に考えていました。それに僕は典型的な右脳人間なんです。右脳で生まれた直観を、さらに左脳で検証し理論化していく。そういう知的な作業が大好きです」(月刊現代、書かれざる「虚と実」の原風景)
三木谷が「独創的」ではないことは楽天市場のHPを見ればわかる。張り合わせた借り物のモザイクではないのか。彼の事業で彼の考え出した事業があるだろうか。そしてTBS問題を引き起こした。インサイダー取引を疑われたがこんな証言も報道されている。
TBSのコーポレートガバナンスを厳しく問うてきた楽天だが、振り返ると楽天にも相当な問題がある。
旧村上ファンド幹部はこう打ち明ける。
「そもそも私たちが悪役になって、三木谷さんがホワイトナイト(白馬の騎士)として登場する手筈でした。それなのに三木谷さんはTBSと話をつける前に、株式の大量保有を発表した。村上(世彰)も当時『三木谷はなんでこんな出方をしたんだ』と驚いていました」AERA4月 6日
三木谷の「一文無しになってもいい」の意味が良くわかるだろう。彼は金儲けではなく「バカげた行動」をしたかったのだ。
4/10 続仮面の告白6(バカなやつ)
「三島はバカなやつでしたよ。」と元最高裁判事団藤重光は語っている。三島は自分の行動がばかげたことだと承知していたと思われる。だから、迷彩を張り巡らせて「祖国への至情のための自決」と思わせるように行動したのであろう。三木谷も「週刊誌にバースディ・パーティでのはしゃぎっぷりが暴露されていますね」(某掲示板)と「バカなやつ」を演じているのである。
楽天の株価も5万円から2000円ちょうどに上げたりして「バカな株」を演じているのであろうか。
4/8 続仮面の告白5(刑事訴訟法)
日経新聞3月25日夕刊に元最高裁判事団藤重光の「反骨精神を貫いて」に「小説『仮面の告白』は私の理論の文学化」と言うコラムが出た。法とは無機質のようでありながらきわめて人間を直視している。なぜなら、犯罪とは人の心を抜きにして語れないからだ。
三木谷もかって「インサイダー取引」でマスコミに取り上げられ、この前裁判で勝利した。
二階ルートの立件化が近いようだが、地検特捜に小沢がまた脅しをかけている。
その後、東京都内での鈴木氏のパーティーで「鈴木先生と機会ある時に話しているが、これは我々個人の問題ではない。民主主義を定着させるため、国民主導の政治を実現しなければならない」と強調した。(毎日新聞)
政権交代が民主主義であり、地検特捜は平等で無ければならないのだ。
4/6 続仮面の告白4(苦悩)
三木谷は繊細な感情の持ち主であろう。父との関係で人生の決断を躊躇している。この特徴はTBS問題でも顕著に現れている。三木谷は告白している。
高校に入ってからはやっぱりテニスで、学校が終わるとテニスカレッジに通う毎日。ジュニアで関西のベスト16くらいまで行きましたかね。授業は2年の途中までまともに聞いていなかった。成績は400人中250番くらいだったから、テニスのプロになるが、就職するしがないなと思ってました。ところが親父はぼくを医者か歯医者にしたかった。これから老人が増えて、歯医者は食いっぱぐれがないという、経済学者の見通しで。それでまた親父ハメられて、最後の大会で優勝できなかったら、大学へ行けと約束させられた。案の定、ぼくはその大会でハリキリすぎてか足がつって、優勝できなかった。親父の思うツボですよ。
それで勉強をやりだしたんですが、特に理数系の科目はきちんと答えが出るから、やっているうちに勉強って面白いなあ、と。成績も2ヶ月で10番以内に入るようになって、最後には1、2番になった。ぼくは短期集中型なんですよ。でも医者はなあ、何となく暗いなあとか思い始めて。祖父が一橋大から三菱商事へ進んだ人だったこともあって、世界を駆ける商社マンもいいと思ったり。医者か、歯医者か、一橋。結局、一橋を受けたけど最初の年は落ちました。「気合が足りんのじゃあ!」と親父にどつかれちゃった。(アントレ、99.11月号、企業家たちの軌跡)
さらりと告白しているが、よく読めば苦悩が読み取れるだろう。
4/4 続仮面の告白3(プレゼンテーション)
カラー変更の理由付けとして公開されたのが「夢を語ろう」というプレゼンテーションファイルである。今になってみれば「ADS」がさも安全な投資であると見せるための手口として「プレゼンテーション」が使われたのが判ったわけである。プレゼンテーションはあくまでも「お話」であり保証書ではなかったのである。楽天の株主総会でもプレゼンテーションがネット上に公開されるが、これもあくまでも「お話」で責任は持たないのである。最後に「業績予想はしない」と明言しているのであるから、夢を見るのは株主の勝手なのだ。
「一気呵成の上昇。先行投資を除いた、営業収支上の黒字化」(夢を語ろうより、3年間ロードマップ、2004年度)
三木谷は三年後には「黒字化する」としたのだが、黒字のめどさえ付かない。それでも、平気な顔をしていられるのはこの論理を援用しているからであろう。
二階ルートだが風雲急を告げてきた。
「準大手ゼネコン「西松建設」を巡る政治資金規正法違反事件に絡み、同社が99年以降、二階俊博経済産業相側に関西国際空港や羽田空港関連工事の受注希望を伝えていたことが西松関係者の話で分かった。西松が二階氏の関連政治団体「関西新風会」(大阪市)の事務所費約2500万円を肩代わりした期間と重なっており、大型プロジェクト受注を目指し資金提供を行った疑いが浮上した。東京地検特捜部は来週にも、上級庁と最終協議に入る模様だ」。(毎日新聞)
同社関係者などによると、二階氏の実弟は1999年ごろ、自分が実質的に運営する政治団体「関西新風会」に事務所を提供するよう西松建設関西支店に要求。西松建設本社の総務部が了承し、同支店が物件を用意。二階氏側がいったんこれを拒否し、改めて希望するマンションを指定してきたという。(日経新聞)
平成10年 1月〜平成11年10月 自由党農林水産・交通部会長
平成11年10月〜平成12年 4月 第2次改造小渕内閣 運輸大臣(二階HP)
二階は職務権限を持っていた可能性があるのだから、特捜はもう立件せざるを得ない。
4/3 続仮面の告白2(ハーバード大学)
「カラー変更は、最初は、考えていなかった。しかし、神戸市の仕組み(やり方)がわるい。新しい、旗印を考える。象徴的なものを作る。これらを考えて赤がいいのではないかと思った。ハーバード大学の色は関係ない。」
ここまで事実が公表されたわけだからガサ入れも行われるだろう。
4/2 続仮面の告白
「政治家は嘘をついてはならない」とテレビのコメンテーターが言い、小沢は「政治家は検察の圧力に屈してはならない」と言う。「首相は解散にだけは嘘をついてもよい」と言われるし「検察は公平公正だ」とも言う。この世の中は複雑怪奇なのである。その世を成り立たせる人も聖人から変態まで多種多様である。嘘をつかずに一生を過ごせるだろうか。まず、不可能であろう。「僕直るよね」という不治の子供に「君は死ぬよ」といえるだろうか。簡単明白である。
三木谷による「カラー変更」により多くの若者が傷ついたことにより、三木谷を追求してきた。七年前に「仮面の告白」で三木谷の人間分析を行ったが、TBS問題という材料により正しいことが証明されたようである。ネット上であれ、精神分析を行うことは異常なことではあるが、三木谷のヴィッセル神戸の経営再建を契機としての行動に問題がある以上仕方のないことであろう。
人は意識するしないにかかわらず嘘をつくものである。テレビドラマで俳優の言葉は広義の嘘である。今、目の前で役者は他人の言葉を語るのだから。それでは、三島の「自決」について考えてみよう。
雑誌「文學界」の2000年11月号は没後30周年ということで三島由紀夫特集でしたね。19名の作家・演出家等が文章を寄せている中で、三島と二人で「切腹ごっこ」を繰り返していた思い出などを語っていたのが、三島を「兄貴」と慕っていた、他称「三島の寝友(←親友のタイプミスではありません)」の劇作家・演出家の堂本正樹氏でした。三島由紀夫との出会いを語っていた部分は、「禁色」に出てくる場面と似ているなあ、とも思いました。私は政治音痴で美意識だけで結ばれていた、と自分の立場を前置きした上で、三島が「より美しい切腹」を色々試して熱中している様が詳細に書かれていたので、ひょっとして三島は作家になることを考え始めた頃から、もう「美しい切腹をして死ぬ」という結末のために助走を始めていたのではないか、と思う程でした。私はその死に様が強烈過ぎて食わず嫌いをしていたんですけど、というより思想や行動の全てを受け入れないと語ってはいけないような近寄り難さを感じていたんですが、彼に最も近い所にいた人が「思想的なことはわからない」と言い切っているのだから、三島由紀夫の文章は絢爛豪華だから好き、というだけでも許されるのかもしれないと思って、かなりほっとしました。三島由紀夫が使っている単語を全部並べただけで「美しい日本語の辞書」が出来そうなくらいですよね。貴方のことを表現するのに語彙が足りなくて困ったら三島由紀夫を読めばいい。なんとなく貴方から渡されたテストの回答用紙をひっくり返してみたら裏に答がこっそり書いてあったような、そんな感じがしています。(稲垣文学館)
三島には「聖セバスチャンの殉教」という写真集があった。三島が筋肉美を誇示しながら死の瞬間のエクスタシーを表現したものであった。三島が死にあこがれていた証拠である。また、三島は太宰が玉川浄水で女郎と心中したことを嫌悪していたという。切腹と同姓心中を美しく飾るために三島の人生そのものが虚構であったというのが我が持論である。
三木谷も虚構の匂いがしないだろうか。
「僕はね、基本的に性善説というか、人を嫌いになれない性格なんです」(仮面の告白、日刊現代より)
人が好きならば、もう少し人前に出てきてしゃべればいいと思うのだが、公開討論会は苦手のようである。今月は、深く三木谷を分析していきたい。
4/1 楽天が完敗(産経新聞)
株主総会で配当をせずにに多額の特損を出したことを追求されたからであろうか、ついに買い取り請求権を行使した。産経新聞の論評である。
「楽天がTBS株の売却を決めたことで、三木谷浩史楽天社長が「インターネットと放送の融合」という野望を掲げて3年半にわたって展開した攻防戦は、楽天が完敗した。新興勢力のIT(情報技術)企業が“資本の論理”で敵対的に経営統合を迫るというメディアをめぐるM&A(企業の合併・買収)劇は、ライブドア対ニッポン放送に続き、既存メディアの厚い壁にはね返された格好だ。
楽天がTBSに敗北を喫した最大の要因は「相手の株式を大量取得すれば、こちらの言うことを聞かざるを得ない」という資本の論理を優先した戦略にあった。公共の電波を使う公益性の高い放送局の株式を特定企業が買い占める問題に加え、楽天がTBSに提案した事業提携の実現性の低さは当初から指摘されていた。
また、TBSだけでなく、業界団体などへの事前説明も不十分な中で唐突に株式を大量に取得した楽天側の姿勢は、放送業界だけでなく、経済界全体における楽天への不信感を植え付けることになった。これらはライブドアと同じ構図といえる」。
いよいよ、白黒奪還闘争もマスコミの支援を得て、追撃戦である。不動の信念による闘争は恐ろしいということを三木谷に知らしめるべし。
3/31 三木谷はなぜ嫌われたがるか16(TBS問題3)
今日で買い取り請求権は消滅する。統合提案者から単なる株主になるわけであるから企業戦略として完敗である。三木谷にとって株価だけが信用不安を起こさせない砦となった。今年はイーバンクの再建が課題だが、期待のアメリカ経済がゆれている。本業の楽天市場も成長が望めないのだから正念場となった。新年度に向けて厳しく戦いたい。
東京新聞によれば「東京地検特捜部は、政治資金規正法違反容疑で二階氏の実弟や公設秘書らの事情聴取に乗り出す方針を固めた」「無償提供の仕組みは九九年ごろ、二階氏実弟と国沢被告、西松総務担当者の間で合意、二階氏の公設秘書が引き継いだという」「西松は九〇−九四年、二階経産相の選挙区内にある県営南紀白浜空港建設で、工事費の約半分に相当する約百七十億円の工事を受注している」。
政界の流動化により、三木谷には守護神が居なくなった。金融庁の監視下に入ったことも裏目となるだろう。
3/30 三木谷はなぜ嫌われたがるか15(消費者の低価格志向)
日経新聞によれば「個人消費の低迷で消費者の低価格志向は強まっており、サイトへのアクセスを促す価格競争が激化しそうだ」。三木谷は売り上げ重視だから、宣伝、ポイントそしてメール等の経費を出店主に負担させることにより楽天市場を維持している。だが、同一商品の価格競争というシュミレーションをしてみるならば、市場を経由するよりも直接取引きが有利はわれらの眼前に見えている。三木谷は「楽市楽座」を標榜したが、ネットそのものが「楽市楽座」となってきた。白黒奪還闘争では「不買運動」もあるが,市販薬問題で「消費者団体」も五月雨式に「不買運動」に参加してくるであろう。野球とサッカーという「血をすう寄生虫」を持った三木谷にとって辛い局面となった。
馬鹿な副官房長官が「自民党には波及しない」ともらしたことによるアリバイ工作として地検特捜が読売新聞に小沢への回答をした。
準大手ゼネコン「西松建設」側が二階俊博・経済産業相の関連政治団体に事務所を無償提供していたとみられる問題で、東京地検特捜部は、二階経産相の政治団体側を政治資金規正法違反の疑いで立件する方針を固めた。
同社が2006年以降、事務所の年間家賃約280万円相当を負担していたことが、同法が禁じる企業からの寄付に当たる疑いが強いと判断したとみられる。西松建設の違法献金事件は、小沢一郎・民主党代表の公設第1秘書の起訴に続き、自民党側にも波及する見通しとなった。
こちらのほうがたちが悪い。五月解散の言質をとるまで小沢はやめない。
3/29 三木谷はなぜ嫌われたがるか14(TBS問題2)
株主総会で三木谷はTBS問題について明確な方針を示さなかった。三木谷は表立っては頭を下げないという特徴がある。父親から叩き込まれた「敢闘精神」のなせる業であろうか。もうまともに考えて株を持っている人も少ないだろうからいいが、会社にとっては特損を出してまだ金を眠らせてしまうという良く無い選択であろう。激動の時代にこの調子では取り残されていくのは自明であろう。
方や、手負いの小沢は子分の鳩山に「検察は官僚中の官僚」といわせた、早く二階ルートの摘発に踏み出せとの脅しである。選挙は岡田で行くとの裏取引があるとするならば、官の怒りと岡田の沈黙が理解できる。麻生と共に地獄行きを覚悟した気迫に勝てるものはあるだろうか。支持率などは怖くないのである、地検への不信感を高めるのにはこの劇薬は良くきくだろう。
3/27 三木谷はなぜ嫌われたがるか13(株主総会)
今日は某ホテルで株主総会デアル。何時ものように,コーヒージュースの接待で豪華絢爛な雰囲気となる。株主をセレブになったように思わせるのだ。よくある光景ではある。物言う株主は居ないのだろうか。無駄な浪費はやめて配当にまわすのが地方に居る株主にためではないだろうか。
第二回の薬害問題ヒアリング後、三木谷「第2類(多くの風邪薬や漢方薬が含まれる)と第3類(の販売を認める)ということであればそういう着地点もある」と語った。妥協点を探っているのだろう。
小沢も、地検特捜との裏交渉により「小沢ルート」の追求と「国策捜査批判」撤回で妥協したようである。
3/25 三木谷はなぜ嫌われたがるか12(3回目の業務改善命令)
楽天証券に対して金融庁が一ヶ月のシステム整備を伴う新たな業務展開の停止及び三項目の業務改善命令を出し、過去のシステム障害事例の検証などにより実効性のある対策を講じることや、3回目の業務改善命令となることも踏まえて、経営陣を含む責任の所在を明確化することなども求めた。
小沢は長年にわたり巨額の政治献金を西松から受け取り、三木谷も永年にわたり顧客のためのシステム改善を怠っていたわけだ。小沢は秘書の責任にし、三木谷は部下の責任にするのだろうか。小沢には議員集会での説明責任が、三木谷には株主総会での説明責任がある。人間窮地に於いて値打ちが現れる。運勢的に見て三木谷の楽天市場の成功は「ビギナーズラック」と見え、小沢は「窮鼠猫をかむ」と見える。福島瑞穂が「観音菩薩」の微笑を表すかがこれからの見所である。
3/24 三木谷はなぜ嫌われたがるか11(TBS問題2)
楽天は買取請求についてまだ判断していないとした。産経新聞と地検特捜と同等の情報操作と思われる。地検はあくまで「公正」であり、新聞は裏情報として報道するわけである。
「裏の金」を「表の金」にするため、ダミーの政治団体を使う−。これは「政治資金の全面公開」を主張してきた小沢氏の持論を「表面的」に満たしながら、事実上の裏献金を受け取ることができるという極めて巧妙な手口といえる。特捜部も、小沢氏側が、内容が虚偽でも公開されている事実を「担保」に、違法な献金を受け続けてきたとの見方を強めているとみられる。(産経新聞)
短絡して推測すれば、特捜は罠にはめられたのだ。小沢は「なぜ、今なのか」と発言した。高額な献金を西松が持ってきた時、これを政治問題にしようと頭のいい小沢が考えたのである。西松は巧妙に仕掛けられた「これは政治献金ですよ、何もしませんよ、それで好いんですか」との質問に唯々諾々したのだろう。同等のことが、談合組織にも行われていて、証拠書類などメモさえも出てこないのである。元地検が「便宜供与など地位権限が無いのに立件出来ない」、また監督責任について「選任及び監督に誤り」が無ければならない、大久保さん(さんを付けた、無罪と思っているのだ)はただの人だから、これも無理」とコメントした。特捜は「小沢事務所の意向」があったと主張して行くのであろうが、ここが小沢の狙いである。企業が金を献金する場合「ある程度意向」があるのは常識である。ここで、福島瑞穂との共闘が出来るのである。製造業への「派遣労働解禁」は大企業からの企業献金による「意向」を自民党が尊重したのだから禁止するべきだとなる。共産党、国民新党も同調するだろう。小沢は粘着質だからしつこく主張していく、国民の世論が高まるのを恐れる麻生は解散を急がざるを得なくなるだろう。
三木谷は置いてきぼりとなろう。
3/22 三木谷はなぜ嫌われたがるか10(TBS問題)
三木谷が株式買い取り請求権を行使するとの情報が出た。金融庁の検査に備えるためであろう。手も足も縛られていくのである。財務内容の改善の指示が出るかもしれない。自業自得。
小沢事件の「第七艦隊」発言の意味が見えてきた。推論ではあるが、検察庁内部に二重スパイがいるのだろう。秘書の逮捕数日前に出たわけだが、東京地検特捜に「左に舵を切った」ことを宣言したのである。逮捕は福島瑞穂により知らされていたと考えれば、あの強気発言が理解できるのである。
社民党の福島瑞穂党首は4日の記者会見で、公設秘書逮捕を受けて小沢一郎民主党代表が行った会見について 「一応の説明責任は果たしたと思う」と述べた。小沢氏の検察批判に関しては「逮捕が不適正かどうかは、 わたしは分からない。捜査の行方を見守るしかない」と述べるにとどめた。 信じられない発言である。特捜もここで負けを覚悟したのである。
3/20 三木谷はなぜ嫌われたがるか9(楽天TVは何だったのか)
楽天はテレビ通販最大手で住友商事系のジュピターショップチャンネルと提携する。思い起こせば、楽天市場の創業時の競争相手が住友商事系の「キュリオシティ」であった。今度は、住友がテレビ通販では勝ったのである。楽天は00年9月に「ベターライフテレビ」を買収してテレビ通販に参入したもの、09年6月に オリックス・グループで動画配信事業などを手がけるプロデュース・オン・デマンド(PoD)に売却した。約9年かけて結果を出せなかったのである。「ショータイム」も動画配信事業として「負け組」である。これでよくTBSを再生すると言えたものである。
小沢の違法献金問題は最高検の指導により、事情聴取がなくなった。ガサ入れによる証拠が出なかったことによるものである。大久保秘書の完全否認により、特捜も追い詰められてきた。小沢は政治問題にすると脅しているのだから、最高検を交えての「判定会議」の行方が注目される。
3/18 三木谷はなぜ嫌われたがるか8(血のにおい2)
いよいよ、三木谷にとっての逆風が吹き始めた。参議院の集中審議で「簡保の宿売却に三井住友銀行の関与」が問題視されてきたからだ。銀行が「金儲け主義」になっているのでは無いかという疑問を国民に疑わせているとき、銀行家としての三木谷が「市販薬の規制強化」に反対とはタイミングがよすぎるではないか。TBSの統合提案の自己批判もしないで、国民の安全を守ると言う重要事項に関与できるのだろうか。
国会でも小沢は「 何も悪いことはしていないとの認識だ。検察当局の公正な結論に期待したい」と反転攻勢に出た。「明白に違反したから逮捕された」と首相が明言したことは事案の内容を知っていると憶測されるからだ。東京新聞によれば「党内には、公設秘書が政治資金規正法違反による起訴だけにとどまった場合などは「検察批判に(世論の)矛先は向く」として、小沢氏に同調する意見もある。「そんなことで辞めたら、検察の捜査で、いつでも政権交代を阻止できるという前例をつくってしまう」(幹部)という」のだ。もし、小沢が辞任せず検察批判を選挙材料にされたらえらいことである。NHKが中立になってしまったことは首相にとって誤算であったろう。二階もやらなければ公平ではないし、一罰百戒といえども金額が多いだけも公平ではないだろう。この政治情勢は三木谷にとって大逆風となろう。
3/16 三木谷はなぜ嫌われたがるか7(血のにおい)
亀井静香が「政権交代時に血が流れる」とコメントしていた。三木谷は「空気」が読めずに薬害被害者の生贄になるために表舞台に出てしまったように見える。
今回の「疑惑」の目的は「小沢降ろし」であろう。さかのぼって、麻生に解散を延ばせとささやいた人物がいるとの報道を思い出そう。あぶり出てきたのは河村官房長官である。理由は、「自民党に及ばない」とコメントしたのが事務方トップの官房副長官であることだ。出身は検察庁である。異常な出身母体であり、引き伸ばした理由が「証拠固めの時間稼ぎ」と推理できる。だが,物証が出てこず自白も西松側しかなく,時効が迫つて来たのだ。そこで、昨日のテレビでは「見込み捜査」の疑いが指摘された。即逮捕しなければ証拠隠滅されるのではないかという焦りが論拠である。
ここで、思い起こしたいのが「ロッキード事件」「リクルート事件」「金丸事件」である。裏金が命取であった。小沢は経験則により、金は表に出だし、利益誘導の証拠も残さないという方針に変えている。だから、状況証拠は黒であるにもかかわらず、ガサ入れしても証拠書類は出てこないのである。もちろん、前もって口裏あわせも出来ているわけだから、堂々と「何もしていない」と断言できるわけだ。
もし、迂回献金で立件するならば法律を作った小沢の術中にはまる恐れがある。国策捜査ということで選挙の争点になることは検察庁としては避けたい。昨日、次期衆院選の新人候補の集会に出席した小沢は「とにかく政権交代が必要だ」などと強調したのだから、起訴を逆手にとって逆襲をかけてくるだろう。もし,政権交代ともなれば、復讐人事が待ち受けるのだ。ここは、起訴保留しかないのではないだろうか。
こんな状況の中で、市販薬問題の矢面にたった「規制緩和」論者は「金儲け主義者」の顔に見えるのではないか。
3/14 三木谷はなぜ嫌われたがるか7(金融庁の行政処分)
楽天証券の「金融商品取引業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」により、証券取引等監視委員会が「内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、行政処分を行うよう勧告」した。三木谷の「成功のコンセプト」」に従えば「システム障害」の「検証」は「システム改善」の「実行」となり「問題解決」となるはずであるが、「売り上げ至上主義」により経費を惜しんだため三度目の行政処分を受けることとなった。早く、売ってしまえばよかったのに残念なことだ。
楽天証券の前身「DLJディレクトSFG証券』はピカピカの会社であった。三井住友が経営していれば健全経営をしていたと思われる。だが、三木谷の人脈によると思われる「事業譲渡」により不健全会社となってしまった。ヴィッセル神戸も神戸市より「入札」と言う不透明な手続きながら「約200万円」と言う超安値で買い取り、「世界を目指す」と公言し低迷しているのとよく似ている。裏交渉が有ったたのではないかと追求してきたが、「簡保の宿』問題がその傍証であろうか。あの人も、三木谷人脈である。今回の、証券取引等監視委員会の処分勧告は『市販薬問題』でも不利に働くだろう。白黒奪還闘争としても前進となった。
3/12 三木谷はなぜ嫌われたがるか6(金融庁の検査)
今日はストップ安である。材料も無いのに乱高下する銘柄ではあるが推理してみよう。ネット上に出た記事である。
「ずいぶん珍しい奴がいるな」。年明け早々の1月5日、東京・丸の内の東銀協ビルで行われた全国銀行協会の賀詞交歓会。会場に現れた楽天の三木谷浩史会長兼社長の姿を見て、メガバンク幹部は驚きの声を上げた。賀詞交歓会とはいわば、業界団体による新年会。見知った顔ぶれが集まる場だけに、三木谷氏の姿は目立っていたのである。
では、なぜそこに三木谷氏がいたのか? 実は楽天は昨年9月、経営困難に陥ったネット専業銀行・イーバンク銀行に出資し、傘下に収めているのだ。
銀行を傘下に収めるグループのトップとして三木谷氏は、全銀協の杉山清次会長(みずほ銀行頭取)などに満足げに挨拶をしていた。だが、メガバンク幹部の中にはあからさまに三木谷氏から距離をとる者も少なくなかった。というのも、三木谷氏は1988年に日本興業銀行(現みずほコーポレート銀行)に入行した元銀行員であり、同社に残っていればせいぜい部長クラスに過ぎない年齢(43歳)なのだ。
ただ、イーバンクの立て直しは困難と見られている。楽天では、立て直し策としてローン事業子会社「楽天クレジット」とイーバンクとの経営統合を打ち出しているが、銀行業界内では「ローン事業とネット銀行事業との相乗効果は不透明」(メガバンク関係者)と、疑問を呈する声も多い。
さらに、楽天はイーバンクの持ち株比率約33%を5割超に引き上げる計画も用意しているが、これが楽天の命取りになるという見方も。それというのも、金融機関に5割超を出資する企業は金融庁の管理下に入り、同庁の検査を受けることが義務づけられるからだ。「楽天の経営体制は三木谷さんの独断で決まっており、ガバナンス(経営統治)を重視する金融庁の検査に耐えられるのか」(金融業界関係者)という指摘があるのだ。
念願の銀行業への参入が、三木谷氏のプライドを満たすだけの道具に終わるのか、銀行業界は高みの見物を決め込んでいる。
(文=千代田文矢/「サイゾー」3月号)
金融庁の検査が入るとの噂が出たのだろうか。とにかく、楽天は銀行業に参入したわけだから、いずれ検査を受けねばならない。社外監査役の人選も問題となろう。
3/10 三木谷はなぜ嫌われたがるか5(数値の水増し)
「水増し」とは酒屋が水を入れて量を増やすこととしよう。朝日新聞(08年12月)によれば「楽天の試算では、規制強化による影響は『売上額67%減」。「楽天のネット上には中小の薬局を中心に約200店舗が出店しており、そうした業者への打撃も大きい』と懸念、11月半ばからネット上で呼びかけた署名は、計10万筆以上集まった」そうだ。
署名であるから単位は「人」でなければならない。だが楽天の広報は「筆」で数えているわけだ。自ら重複の可能性を認めているようだ。こういう企業の体質の具現者が三木谷である。こんな、素人でもおかしいと思われる表現を「嫌われたがる」人は使うのであろう。
3/8 三木谷はなぜ嫌われたがるか4(金儲け主義)
金曜の参議院予算委員会で福島党首が「規制改革会議の提言をどう思うか」との質問に桝添大臣が「自民党は社会民主主義の政党」と発言した。55年体制に於いて、共産革命におびえた自民党は「国民皆年金、皆保険」「労働者の権利保護」等の政策をとった。先祖がえりをして、小泉改革は頓挫したわけである。「労働者の保護はどうなっ手いるのか」と言う大臣が「増収増益邁進主義」の経営者と薬害被害者のの言い分のどちらをとるかは自明である。三木谷はかってヒルズ族といわれた。銀座豪遊報道もあった。三木谷は自分の自画像を見つめるべきなのだが、自らを「新しい日本のリーダー」(三木谷研究)と思うが故に嫌われるのだろう。
3/6 三木谷はなぜ嫌われたがるか3(テレビ嫌い)
「一般用医薬品通信販売継続を求めるフォーラム」が4日都内で開催され,三木谷は、「医薬品のネット販売継続を求める署名は既に72万人以上集まっている。今回のネット販売規制は、法律で決めたことであればまだしも、なぜ省令でこのようなことができてしまうのか」「対面販売が重要だと言うが、店内に薬剤師や登録販売者がいれば、売るのはアルバイトでもいいということになる。ネットとどちらが安全なのかという議論は全くされていない。規制の影響範囲の検討もせず、ネットの専門家もいない検討会でこうしたことを決めてきたのはいかがなものか」 (インターネットウォッチ)とコメントした。
三木谷の論旨は「大多数が反対し」ているにもかかわらず「簡単な手続きで」「安全に関する議論を」「ネットの専門家もいない検討会」で決めるのはよくないと言うことであろう。だが、前提として三木谷が信用できる人物かと言うことが必要最小条件がいる。「野球には参入しない」「TBSの株式購入は投資目的」「ヴィッセル神戸を黒字化する」等、今の総理と変わらない発言をしているのである。薬害被害者たちにとってこういう「経営者」は信用できないのは当然ではないのか。我々は公開討論会を見てみたい。テレビの前で人間としての三木谷をさらけ出す勇気が無いから、密室でしか語らないと言う疑惑を晴らして欲しい。今、テレビはハイビジョンである、三木谷の人間が現代技術で映し出されれば、正義は自明となろう。
3/4 三木谷はなぜ嫌われたがるか2(危険予知)
一般消費者を相手にする商売人ならば「悪徳商人」とみなされるようなことはしないだろう。だが、三木谷は「一般用医薬品のネット販売に関する再質問書」を受けた。その代表には「全国薬害被害者団体連絡協議会代表世話人 花井 十伍」の名が見える。白血病でエイズという二重苦に苦しんでいる方である。その人を前にしての会議後「我々はなぜこんなに苛められるのか」とマスコミにコメントした。普通の経営者なら「被害者の皆様の心配も理解できるが、我々の使命と交通弱者の利便性を理解していただきたい」ぐらいのものだろう。当然ながら、マスコミは報道しなくなった。マスコミもTBSの敵に塩を送るようなことと「薬害被害者」を敵に回すのがいやなのだろう。今回の規制には薬剤被害を事前に予防しようと言う「危険予知」活動の面を利用した薬剤師会と厚生官僚の思惑があるのだろうが、三木谷には「反対活動」をする「危険予知」能力が無い。三木谷はまた嫌われてしまったわけである。
3/2 三木谷はなぜ嫌われたがるか
三木谷は経営者としての資質に問題ありと論評し、幼年時代のスパルタ教育にその原因を求めた。カラー変更、出店者いじめ、TBS統合提案、今回の薬害被害者への対応の共通点を考えてみれば、三木谷は間違いなく嫌われるのを望んでいるようだ。ヴィッセル神戸の「神戸賛歌」は「愛の賛歌」であり、原曲は「愛のためなら国を売ってもよい」と言う歌詞のある暗い曲である。そして、あのくすんだ赤のユニホームは大衆受けする色ではない。「世界を目指す」と言いながら、監督の首の挿げ替えに躊躇しない。「超一流の企業を目指す」と言いながら「特損」の嵐である。今月は、ネット通販での「市販薬規制」を考えながら、三木谷の深層心理を見つめていこう。
2/27 企業価値最大化経営の弱点13(数値の最大値)
楽天がの「楽天会員」のID数が5000万を突破した。「Yahoo! ID」の1月のアクティブユーザー(1月にヤフーのサービスにログインしたID数)は2430万と言う報道である。 ヤフーが累計ID数を公表しないと言うことは、重複してIDを取得している会員を把握出来ないからであろう。楽天が公表しているのは最大値であり、重複IDを差し引けばヤフーと変わらないのではないか。なぜなら、ネット利用者が楽天しか利用しないと言うことは考えられないからである。ID登録だけなら無料だし、価格比較サイトは全ネットモールを表示するからだ。最大値があまり意味が無い故に新聞テレビは報道しなかった。マスコミも三木谷流「発表」を無視するようになってきたようだ。とにかく、消費の落ち込みは顕著であり、楽天市場も全ネット利用者を相手にしているわけだから、比較対照されていくのだ。楽天市場だけが市場を独占できることは出来ないし、消費者はサービスと価格と言う市場原理によって選択していくのだ。今期の数値が落ちるだろうことは自明であろう。
2/25 企業価値最大化経営の弱点12(はったり)
「はったり」とは賭場で金を賭けさせる為に壷振りが「張ったり、張ったり」と金を呼び込んだと言う説もあるらしい。三木谷が「市販薬規制検討委員会」に出て、大量のファイルをこれ見よがしに置いていた。かって、TBS統合提案の何千ページのファイルを出してきたのを思い出した。気の弱い人で酒を飲まねば物をいえない者がいるように、三木谷は何か前に無いと物が言えないようである。三木谷は「虎の威を借る狐」では無いが、徒手空拳でディベートに臨めないようである。前にも言った、テレビに出て薬剤被害者と討論して欲しい。仙台でも「公開討論」に出てこなかったし、記者会見でも「質問事項」は決められているようだ。
薬害被害者達も「三木谷研究」とネットで検索すればこのページが出てくる。何千万の「ブログ」「ホームページ」で名誉なことに「三木谷研究」はここだけであろう。三木谷の人となりを理解して欲しいものである。
2/23 企業価値最大化経営の弱点11(利益重視)
楽天の前期売り上げ高は16.8%増で営業利益率は18.1%である。ネット通販はこんなに儲かると日本中に喧伝したわけだから、通販に新規参入や営業強化にみなで乗り出すことであろう。そんなに儲かるものならば、ヤフーはなぜ会員に負担を求めだしたのであろうか。相矛盾した現象が起こっている。そこで、楽天の営業キャッシュフローを見るならば134億のマイナスであることに注目しよう。単純に推測するならば、三木谷は増収増益のために金をつぎ込んでいるということなのだろう。金をつぎ込みながら利益をあげていくのが三木谷流というならば、今期は大幅な需要減が見込まれるのだから、売り上げが伸びなければ今期は利益率の大幅減に見舞われる可能性大となるだろう。
2/20 企業価値最大化経営の弱点10(株の出来高)
楽天の株価はここ一年6万円から5万円のボックス相場である。いくら三木谷が「増収増益」「海外進出」「銀行経営」と言えども,特損がそれを打ち消す訳だ。人気離散は出来高に現れている、5万円の抵抗線ももう破られるだろう。年末の売り上げ増は百貨店の売り上げ減と対応しているようなので、今年は百貨店側の自己サイト呼び込み作戦が大々的に行われるだろう。楽天のポイント増量作戦はもう限界点に達した。売り上げ減は急激に起こると思われる。注目したい。
2/18 企業価値最大化経営の弱点9(データ)
最大化経営は数値の最大化をもたらす。その最大の数値が楽天会員数に表れる。4700万人である。日本の人口の50%である。年齢分布から考えて高齢者と幼児を除くならば後1000万人増やせるのが限度であろう。いくら、三木谷が増やせと号令をかけても物理的に増やせるわけではないのだ。また、ネット人口として捕らえるならばもう限界点に達している。だから、海外進出というわけだが、その最大拠点であるはずのリンクシェアーが決算から抜けているのは何を意味するのだろうか。
2/16 企業価値最大化経営の弱点8(決算)
08年の決算が公表された。マスコミもあまり取り上げなくなったのが特長であろうか。増収増益なのに配当が異常に少ないと言う奇妙な決算に飽きが来たということだろう。高株価を維持するためには増収増益は欠かせないものである。そのためには資金が必要である。今期は資金繰りに苦労することとなるだろう。なぜなら、楽天は銀行を持ったからである。考えてみよう、もし、三木谷がみずほに資金調達を持ちかけたとしよう。誰が、競争相手に有利な条件で貸すだろうか。また、銀行を持っているのに金を借りようとすることは財務状況が悪いと言うことに他ならない。三木谷は悪手を打ったのである。銀行を持つことが悲願であったのが災いしたのだろう。今期の特損はイーバンクから出るのであろう。むなしい、予想ではある。
2/13 企業価値最大化経営の弱点7(情報開示)
10日に5%ルールでの三木谷の持株減少12日の特損発表は何を意味するのか。「大量保有報告書 データベース 」によれば三木谷は楽天以外にも ザッパラスの持ち株減少が報告されている。
09/02/10 3770 ザッパラス 11.73% -2.16% 三木谷浩史
09/02/10 4755 楽天 45.12% -0.42% 三木谷浩史 (%は共同)
特損は東京都民銀行との提携解消、楽天KCその他である。決算直前での公表だから監査法人による指摘であろうと思われる。かねてより指摘したようにヴィッセル神戸の資金繰りのためだろう。三木谷は幹部社員にストックオプションで株を買わせ自分は株を減らすわけである。もちろん、理由を開示するならば問題ないのだろう。だが、薬のネット通販の規制強化反対の意見をテレビに出て堂々と討論する根性はなし、役所の密室なら怒鳴り散らそうと言うことなのだろうから、説明は無いのだろう。しかしながら、この持ち株減少は問題となるだろう。
2/11 企業価値最大化経営の弱点6(政治よりの加護)
「企業価値最大化経営」とは冷戦の終了によるアメリカの一極支配のための金融理論ではなかったか。ブッシュのイラク侵攻は「自由のための戦い」であり「自由貿易」がグローバルスタンダードであった。だが、アメリカ議会デ「バイアメリカン条項」が可決されたように「自由」に規制がかけられた。政権が変われば、政策が変わる。もう、企業価値最大化経営など意味がなくなったのだ。今、オリックスがキャノンが疑惑利権にさらされているのは象徴的である。報道では、日本が「内向き」になったといわれるが、頼れる経済理論が日本古来のの物だと確認したことであろう。
楽天の株価がまた5万円を切った。小泉改革の終焉を市場が数値で表現したといえるだろう。
2/9 企業価値最大化経営の弱点5(経営者の資質)
今月13日に08年決算が発表されるが、三木谷はもう「企業価値最大化経営」を言わないだろう。なぜなら、TBS問題で三木谷の経営者としての資質が明らかになったからだ。ヴィッセル神戸に対する広告費も「楽天」の経営に負担であろうことも問題である。「最大化経営」と言う言葉は「ベンチャー経営」とよく似て「過激表現意味不透明」なるものである。三木谷の経営はここに端緒にあらわされる。来期経営予測は「状況が不透明」で「経営のスピード」を縛る可能性が有るので開示しないと言うのである。裏から見れば、三木谷は自由に経営できると言うことである。だから、20%未満の持ち株で経営統合の提案が出来た理由であろう。これから、様々な人々が問題提起してくるだろう。
2/6 企業価値最大化経営の弱点4(解散価値の最小化)
楽天とTBSの解散価値で両時価総額を割るならば、圧倒的に楽天有利な数値となる。M&Aのために時価総額を最大化するため「企業価値最大化経営」が有ると考えれば納得できる。オリックスの「簡保の宿」問題で示されたように、規制緩和とは一部のグローバル化論者のためにあったことが明らかになってきたことにより、三木谷もTBSを統合して資産の切り売りを目論んでいたかもしれないことが推測されるのだ。この視点で見れば、楽天の株価が異常な高値で推移するのが理解できるだろう。内部留保を持たないが故に、資金繰りには苦労しているはずである。最近、ETCカードの年会費有料化に踏み切り、楽天市場が「天の手数料が高いのか、時折、同じ店が他では安く売っていることがあるのは少し残念です」等の書き込みをされるのだろう。
昨日の、ドル相場で「銀行の時価会計凍結」の噂により乱高下するのは、アメリカのグローバルスタンダードが偽者であったことの証明であろう。楽天の昨日の株価急落は何を意味するのだろうか。
2/4 企業価値最大化経営の弱点3(売り上げ減が許されない)
「最大化」は力強い言葉である。企業経営を極限にまで追い詰めようというのである。当然のこととして、前年12月に最高売り上げを樹立した楽天市場には更なる飛翔が望まれるのである。シェーアーの財務分析によれば「販売管理費率が大幅に高くなっています。売上の落ち込みか、コストの上昇の理由を確認する必要があります」ということだ。そこで、ECナビの広告に注目である。
いまなら「ECナビ」を経由して「楽天市場」でお買い物してくれた方に、
100円(税抜)で“5ECナビポイント”をもれなくプレゼント!
“楽天スーパーポイント”も付いて、WポイントGETのチャンスです!
5ECナビポイントは出店主に持たせるとしても、 Ecナビは楽天市場から手数料を取るか宣伝費をとっているはずである。売り上げは伸びても、出店主と楽天市場に経費増となる。もう、損益分岐点を越えている可能性大といわざるを得ない。もし、この売上増加策を撤回すれば急激な売り上げ減に見舞われるだろう。極大化経営など長続きしない経営であろう。
2/3 企業価値最大化経営の弱点2(不適正な取引)
日経新聞によれば「日本証券業協会は2日、BNPパリバ証券に対して、経営破綻したアーバンコーポレイションとの不適正な取引で得た利益を没収する過怠金処分を科す方向で検討に入った。資本市場や証券業界の信頼を損なう行為の責任は重大だと判断しているため。過怠金の規模は10億円を超え、過去最大となる公算が大きい」。
金を儲けなければならぬ、それも最大値を目標となれば、倫理観を失うのは当然なのだ。そして、サブプライムローン問題に示現したように、一つ一つの嘘の積み重ねが巨大化していく。ヴィッセル神戸において、三木谷は「夢を語ろう」で「三年で黒字化」「スタンドを赤で埋め尽くす」等の企業価値極大化経営を目指したわけである。三木谷が正しい倫理観を持っているかは疑問である。これからは、楽天の砂上楼閣が規制強化の波に洗われる時であろう。
2/1 企業価値最大化経営の弱点
スチールがサッポロに対する株主提案を見送った。この時代に余裕資金を持つななどという理不尽な要求等は日本人株主の賛同を得られないからだ。国会でも、自民党の尾辻が「市販薬のネット規制」「オリックスの簡保の宿買収に反対」「規制緩和の弊害」に言及した。規制緩和こそがヴィッセル神戸に「カラー変更」をもたらしたのだ。もう,三木谷時代は終わった。余裕資金を持たぬ企業は生きていけないのだ。今月はこの視点で考えて行きたい。
1/29 まだ下がる予感3(ネット証券の淘汰)
株価情報.Comによるネット証券総合ランキングである。
1位 SBI証券
2位 マネックス証券
3位 松井証券
4位 ジョインベスト証券
5位 楽天証券
楽天証券の前身はDLJディレクトSFG証券でネット証券の魁(さきがけ)であった。いつの間にか、5位である。大手の参入によるものとはいえ、顧客のことを考えず利益を優先させたためでもあろう。競争激化、特にFXなどは利益が出なくなっている。システム増強に資金が必要だが、もうみずほも金を貸してくれないのではないか。
1/28 まだ下がる予感2(価格と選別)
Nielsen Onlineによれば「昨今、インターネット利用者人口の伸びは微増に留まっており、それに伴い主要サイトの利用者数の伸びも鈍化しています。今回取り上げたショッピングサイトの利用状況においても同様で利用者数の大きな伸びはないものの、年末需要に応じて総利用時間は3ヵ月間で各主要ショッピングサイトとも7-15%も増加しています。これはひとりあたりの利用時間の増加によるもので、オンラインショッピングが生活者にとってより重要度を増してきている表れだと思います」。去年の年末商戦で売り上げが伸びた理由である。だから、生活者は価格と利便性を追求していく。
次に、検索サイトの利用数で「家庭+職場からの利用 」で見てみれば。
Yahoo!検索 3,536,499
Google検索 2,568,437
MSN/Windows Live検索 219,011
goo 検索 144,852
Biglobe検索 97,199
Nifty検索 48,575
Infoseek検索 47,177
Excite検索 23,648
Baidu検索 47,380
Source:Nielsen Online NetView 2008年10月
Infoseekは二桁の負けである。広告収入など当てに出来ず、利用者は価格の安いヤフーやアマゾンに流れることは明白である。楽天の凋落は時間の問題となった。
1/26 まだ下がる予感(蛸足配当)
08年度の決算は赤字となる。だが、10円配当はするだろう。何故ならば、ヴィッセル神戸は三木谷の個人経営で楽天本体からは資金を出せないからだ。そして、一族の資本管理会社のクリムゾングループの運営費用も要るだろうからだ。そのための資本準備金が要るわけだが、役員、社員からストックオプションと称して金を出させていると思われる。IRによれば、全額資本金には組み入れないとしているのもその傍証である。キャッシュフローとして考えれば、役員社員に株を買わせ、その金を配当に回すと言うことである。いわゆる、蛸足配当と思われる。三木谷は楽天共栄圏のなかで金を回すのだから問題ないと考えるのだろうが、一般株主には問題が有る行動である。当然ながら、株価には悪影響を与えるだろう。
1/21 下がる予感4(出店主数減少へ)
楽天市場にUSENが持つ映画やドラマ、アニメなど4万6000本の動画コンテンツを配信するとか4月をめどにPHS事業への参入を検討していると報道されているが、これは出店主が減少したことへの煙幕である。去年12月のモール出店者数は26.097であり、今月は25.992となり105の減となった。予想したとおり、儲からない出店者が逃げ出しだしたのだ。
1/19 下がる予感3(イーバンクの不良債権)
三木谷がイーバンクに200億円を投資した理由の一つに300万口座がある。高金利とATM使用料の安さで獲得したものである。だが、不良債権の顕在化により、顧客離れを起こしているのだ。口座数は「解約件数を除く累計口座開設承認数」と言うことで、休眠口座が相当数有ると思われる。ネットバンク《 口コミ 》人気ランキングによれば、第三位であることも考慮に入れれば、黒字転換は難しいと思われる。三木谷が追加投資に追い込まれる可能性は大きいと言うことである。
1/16 下がる予感2(誇大広告)
「楽天、中韓でネット通販展開 現地語版のサイト開設」と日経新聞に記事が出た。確か、韓国はもう進出済では無かったか。三木谷の言によれば、もうとっくに全世界に展開しているはずでも有る。他の、マスコミが報道していないことを勘案すれば、相場を支えるための誇大広告と思われる。
1/14 下がる予感
ネット銀行は大資本系に顧客が集中し、ネット証券も大手の参入で乱戦となった状況で、楽天の株価が大手証券会社の評価が上がり、売り残高が増え、大商いにもかかわらず、あまり株価が上がらないと言うことは、これまでの経験則から見れば、株主に移動があったと言うことではないのだろうか。明日からの、株価に注目したい。
1/12 袋小路の三木谷
三木谷の年頭所感が「究極のベンチャー企業を目指す」の表題でkigyoka.comに掲載されていたので論評したい。比較対照のため、SBIの北尾のも読んで、現状分析と目標の視点で見てみよう。
昨年の米国サブプライム問題に端を発した世界的な経済不況を受け、本年の経済情勢は大変厳しいものになると思います。インターネットビジネスについては引き続き堅調に成長を続けていくと予想されますが、楽天グループとしては、経済情勢がたとえどんな悲観的なシナリオをたどったとしても成長出来る経営体質への強化を2009年の目標とします。(三木谷)
三木谷の言葉で注目されるのは「悲観的なシナリオ」と見ていることである。だが、北尾は違う。
最後に今年の年相から離れて一言付け加えておきたいことがあります。それは日本の金融機関とりわけ我々のような投資業を営むものにとって、現在の好機は戦後初めてかつ、今後もなかなか訪れないかもしれないものだということです。欧米では巨大な金融バブルが破裂し経済は極めて甚大な影響を長期にわたって受けそうであります。しかし日本はその実体経済面でのネガティブな影響を受けてはいるが、欧米と比較すれば金融財政政策と株価対策で十分対応可能なものと言えましょう。世界的な株安と円の独歩高のメリットを最大限享受しつつ、欧米金融機関からの競争もない状況下で思い切り積極的な投資戦略を打ち出していくべきだと考えます。(北尾)
北尾の言葉では「現在の好機」と捉え「思い切り積極的な投資戦略」が打ち出された。三木谷は「コスト管理施策」と「人材の戦略的な配置、事業の選択と集中を徹底」により「楽天主義、楽天流の仕事の進め方の一層の徹底を図り、究極のベンチャー企業を目指」すのである。
三木谷は打つ手の無さを空虚な言葉で表しているのに対して、北尾は明瞭である。今年は三木谷にとって厳しいことがよくわかる年頭の辞であった。
1/7 JTBが新サイト「トルノス」を開設
JTBは既存店舗と連携せず、旅行相談やパッケージツアーを取り扱わない代わりに、柔軟な価格設定や出発間際の予約を可能にした楽天市場トラベルに対抗するサイトを開設した。世界の約50社の航空会社や8万軒のホテルが登録され、航空券の取り扱い手数料が無料になるほか、ホテルの予約では、利用日が迫っている商品などは割安に購入できるという。自分で組んだ旅の日程をサイト上で管理し、家族や知人に知らせる機能もつけた。単年度で50億円の取り扱いをめざす。
いよいよ、ドル箱の楽天とラベルにも強力な競争相手が登場した。価格競争なのだから、規模と信用力が勝るものの勝利となる。資金力はJTBが上回る。三木谷は、カード事業にこだわるあまり、イーバンクに資金をつぎ込んでしまった。東証一部の企業で伝統を持つ企業と新興市場の財務内容の悪い企業では海外では勝負にならない。長期的に見て、三木谷の負けである。
1/6 わけあり格安品と10億円福袋
今日の日経新聞に「やけあり格安品」がネット通販で好調と楽天市場の名の無い記事が出ていた。三木谷は「ついにやっちゃいました!」と、10億円という高値の福袋でマスコミに媚を売る。三木谷の父の教育は「貧乏人は見るな、金持ちを見習え!」であったのだろう。三木谷に弱者をいたわる視線が無く、強者におもねる行動が多いと指摘してきた。今年は、激動の年である。三木谷が消費者に見放される年でも有るだろう。
1/5 愛宕神社は三木谷を嘉するか
今日は、恒例の愛宕神社初詣である。三木谷が「カリスマ経営者」ともてはやされた頃はマスコミが取材に来たものだが、多分一人も来ないだろう。TBS問題を解決できないような経営者はもう取材費をかける値打ちが無いからだ。また、三木谷の元上司でみずほ銀行の斉藤氏が退任するようである。もう、三木谷のごり押しを支えてくれる大物も居なくなる。アメリカでは、ネット通販の売り上げが落ち込んでいる。カード事業もイーバンクとの合併を企てているが、大手とは事業規模や財務体質で見劣りがする。自分の好きな色に染めるために弱者を切り捨てる三木谷に神は嘉しないのである。
1/3 楽天経済圏の崩壊
ネット通販でのガリバー楽天王国を維持するためには出店主と顧客の囲い込みが国是となる。だが、ネット通販の拡大により、大手企業の参入者が増え、購入者の選択肢も広がった。薬のネット通販の規制に見られるように三木谷も規制社会の一員となった。もう、理不尽な行動が出来なくなった。テレビを見ていたら、「楽天市場の健康食品で一位を争った」会社がフリーダイヤルで買うならばもっと安くすると宣伝していた。もう、三木谷のごり押しがきかなくなったのだ。楽天市場はアマゾンにか買う競争で負けているようだし、今年は消費者にも見放される運命であろう。
1/1 三木谷打倒を誓う
三木谷によるヴィッセル神戸の「カラー変更」によりこのHPは始まった。様々に三木谷を分析してきた。三木谷は神戸の白黒派のような弱者には牙をむき、読売のナベツネにはへつらう男である。楽天の急成長は小泉改革により、年末商戦での好調はアメリカ発の大不況によるものだった、今年は政界再編となる。三木谷には逆風である。三木谷はお山の大将で討論や競争に弱い。選んだマスコミにしか会わないし、大学時代の鬼軍曹の無駄な特訓に能力の無さが見られる。楽天の成功は三木谷によるものではなく、父や妻、そしてよき協力者によるものである。三木谷は去年までに相当体力を落とした、今年の消耗戦に耐えられる精神力は無いだろう。あと一息で勝利は我が手に有る。
今年も、様々に分析と言う牙をもって白黒奪還闘争を勝利に導こう。
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